生卵を食べるのはほとんどが日本!海外の卵料理比較。 世界おもしろランキング③

初めまして。ALOTE事業責任者の小澤春奈と申します。<外国人と働く>をテーマに執筆しています。

外国人雇用の基礎知識から外国人の生活まで、様々な視点からお話ししていきます。

今回は「卵をよく食べる国ランキング」についてです。

雑談の鉄板ネタと言えば、「食」。

食べずには生きていけませんし、何より人間は食いしん坊ですよね!

世界の食文化を知り、その国の出身者の好みを知ると話題が広がりますよ。

卵消費ランキング!

さっそくランキングを発表します!

年間の一人当たりの卵消費量が多い順にランキングしました。

卵の消費量ランキング、1位中国、2位日本、3位メキシコ

4位~10位はこちら

4位 香港 18.53kg

5位 クウェート 18.31kg

6位 マカオ 18.71kg

7位 マレーシア 17.88kg

8位 ブルネイ 16.16kg

9位 ロシア 16.02kg

10位 デンマーク 15.79kg

(出典:Our World in Data.Org 「Per capita egg consumption,2017」)

卵の消費量のデータは年によって多少の変動はありますが、中国、メキシコ、日本の三か国がほぼ上位を独占しています。

中国

湯気がたったチャーハン

中国では特に卵料理が突出して多いわけではありませんが、食卓に上る機会はとても多いようです。

こちらの写真は中華炒め料理の基礎とも言える、鶏蛋炒飯(ジーダンチャオファン)。

パラパラのご飯をコーティングした卵が香ばしく美味な一品です。

この他にも、朝食の定番であるおかゆに添えて食べたり、煮卵や前菜として食べたり、メイン食材というよりも料理の材料の一つとしての使い勝手がいいのが卵の特徴。

そして、なんといっても安価なのが消費量の多さの理由でしょう。

また、近年は安全性の高い生卵を生卵で食べるのがブームになりつつあります。

ブランド志向の高い富裕層を中心に高品質卵を供給する業者も登場しています。

メキシコ

冷蔵庫に入った大量の卵パック

メキシコを1位とするデータもあるくらいに、卵は非常にポピュラーです。

卵はもはや主食と同じ扱いですね。

その卵愛は、Egg Nog=卵リキュールの「Rompope」(ロンポペ)がその代表例ともいえるのではないでしょうか。

黄味がかったクリーム色のお酒で、材料は①卵の黄身、②牛乳、③シナモンやクローブなどのスパイス、④砂糖、⑤ラム酒、です。

お酒にしようという発想がおもしろいですよね。

メキシコの卵売り場の特徴としては、火を通して食べるのが前提であるため賞味期限も1ヶ月程度と長めで、数10個単位で大量に売られていることでしょうか。

大量に買って、大量に消費するのがメキシコ方式!

日本

白くて細長いお皿に乗った卵焼き

そして!やっぱり卵大好き、日本人!

堂々たるランクインです。

日本人が年間に食べる卵の個数は約330個だそうです。

1日に約1個弱食べている計算になりますね。

日本人の好きな卵の食べ方は、目玉焼き、オムライス、茹で卵、がトップ3だそうです。

料理に生や半熟で乗せたり、卵でとじたり、具として煮込んだり、いろいろあって飽きませんよね。

生卵を食べるなんて…とんでもない!?

ご存じの方も多いかもしませんが、生卵を食べる国・地域は世界的に見ても非常に珍しく、ほぼ日本だけといっていい状態でした。

日本食が世界的に認知され、人気となった今でさえ、卵を生で食べるのを好む外国人ばかりではありません。

しかし、お隣の卵大国の中国では、黄天鹅(Yellow swan)が安全な生食も可能な卵を売り出したことで、近年は高品質な卵を生で食べることがブームになっているといいます。

日本では生で食べることができる卵が当たり前のように売られていますが、日本以外ではサルモネラ菌が卵の殻の表面に付着していることから、生食で食べられることはありませんでした。

そのサルモネラ菌と卵自体の生臭さの問題を克服するために、生食卵の日本における第一人者と共同研究し、生食可能な卵をシリーズ発売したそうです。

2019年~2000年は特に新型コロナ禍の状況において、好調な売り上げを記録したとのことです。

ランキング上位国の絶品卵料理はこれだ!

中国: 蝦仁炒蛋 Xia ren chao dan (エビの卵炒め)

エビの卵炒め蝦仁炒蛋

ぷりぷりのエビと、ふんわりと炒められた卵が素晴らしいコンビネーションの料理です。

中国で生卵が食べられるようになったのは近年のことで、それまでは調理によって火を入れた物がほとんどでした。

エビ以外にも卵と一緒に炒める料理は多く、家庭料理として愛されています。

日本でも定番になっているのが、西紅柿炒鶏蛋(シーホンシーチャオジーダン)。トマトと卵の炒め物です。

木須肉(ムースーロウ)、きくらげと豚肉の卵炒めもよく知られている山東料理ですね。

メキシコ: チラキレス

卵が使われたメキシコのチラキレス

地域や家庭によって様々な作り方があるようですが、朝食やブランチとして食べることが多い料理です。

また、メキシコでは辛いものが二日酔いに効くと考えられているため、お酒を飲んだ翌日に食べられることもあります。

余ってしまって固くなったトルティーヤを揚げたものをトトポスといい、トルティーヤを再利用することができるので、残り食材も無駄になりません。

トトポスにサルサ(ソース)をかけて、トトポスが柔らかくなるまで煮込みます。

トッピングは様々ありますが、目玉焼きや鶏肉を加えるレシピが多く、必ずチーズやサワークリームなどの乳製品を乗せます。

ウェボス・ランチェロス(HUEVOS RANCHEROS)も朝食の定番として有名です。

「牧場風たまご」という意味で、これもサルサでトルティーヤを煮て、卵を乗せる料理です。

メキシコでは卵は固めが好まれるそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

たんぱく質が豊富で、価格が安定しており、調理(何なら生でも!)も簡単。

卵が安全に食べられるからこそ、これほど消費されるんですね。

私はパワーリフティングをしているので、一般の女性よりかなりたくさん食べる方なのですが、今週食べた卵の個数をカウントしてビックリ…

28個食べていました!

鶏卵農家さん、ありがとうございます!

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Haruna Ozawa

氏名: 小澤春奈(OZAWA HARUNA) 東証一部上場の商社にて営業、IR広報で社外対応の実績を積んだ。 その後、「来日した外国人を教育を通して支援したい」という想いから、都内日本語学校に転職。ミャンマー校の立ち上げ、現地校の指導計画立案/実施などの現場の指導体制を整え、帰国。日本・ミャンマー現地合わせて延べ5200人の外国人留学生の現場責任者として指導にあたり、多くの学生を日本社会に送り出す。 日本語学校に8年間勤務し、退職、その後インマイブック株式会社に入社し、教育事業部部長に就任。2021年、多国籍キャリアアップ研修サービス「ALOTE」を立ち上げ、現在に至る。

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