研修会社の選び方とポイント、講師の費用相場について解説!外部委託するならこれが対応できる会社がオススメ
初めまして。ALOTE事業責任者の小澤春奈と申します。<外国人と働く>をテーマに執筆しています。
外国人雇用の基礎知識から外国人の生活まで、様々な視点からお話ししていきます。
今回は「研修会社の選び方」についてお話しします。
この記事を読めば、研修を外部に委託する場合の研修会社の選び方がわかります。また、記事内では研修費用の相場についても解説しています。
人事、教育担当の方への研修実施の必要性を説明する場合にも活用いただけます。わかりやすく解説していますので、是非最後までお読みください!
研修を外部委託するための心構え
外部委託を成功させるコツ
まず、研修を外部委託する場合、どのような研修が自社に合っているか、どんな研修が今必要なのか、研修のゴールはどこなのか、を明確にイメージすることが非常に重要です。
外部研修の実施を検討している企業の担当者の中には、あれもしたい、これもしたい、あれも良さそう、これも良さそう、と研修の目的が定まらないことがままあります。または、いろいろなオプションをつけて効果のある研修にしたい、研修内容のカスタマイズもしてほしい、フォローアップも必要だ、でも費用は相場の5分の1に抑えたい、というご要望を弊社に対してもいただいたりします。
現場の課題を把握ができていない場合は、ご相談していただければコンサルティングに入らせていただくことは可能です。しかし、最終的に研修目的を決定し、発注するのは企業の研修ご担当者様です。弊社をはじめとする研修会社にできるのはご提案までですので、研修実施のゴールを明確に描いていただくことが、外部委託を成功させるためには不可欠です。
少人数制で成果が出せる研修でも、費用を抑えることは可能
講師を派遣して研修を行う場合、一日当たりの費用を請求されることが一般的です。費用の相場はあとで詳しくご説明しますが、講師一人の派遣の場合、40~60万円/日くらいです。一日派遣してもらって研修実施となると、決して安い金額ではありません。講師派遣を考えている場合、多少受講の効果が下がっても、受講者一人当たりの費用を抑えるためにできるだけ大人数で実施するしかないと考えてはいないでしょうか?
しかし、大人数を詰め込んだ研修では、アクティブラーニングとしてのロールプレイや演習で講師の目が行き届かず、受講者の研修理解度が芳しくない結果に終わることもあります。
ALOTEは、そのようなお悩みに対応した少人数制の研修でありながら、研修費用を抑えた料金体系を実現しました。
講師派遣一日当たりの費用ではなく、受講者一人当たりの研修費用を設定しています。受講対象者が少ない企業様でも実施しやすい料金システムとなっております。
ALOTEの研修サービスの詳細は、無料ダウンロードで資料をご覧いただけます。下記のボタンからダウンロード画面にお進みください。
研修会社の選定ポイント
生産年齢人口の減少に伴い、多くの企業で社員研修に力を入れる傾向にあります。しかし、外部委託を考えた場合、研修会社が多数存在しその特徴も様々であるため、どの研修会社に依頼すべきか決めかねている担当者の方も多いのではないでしょうか?
大手だから、有名だから、費用が安いから、と安易に決めてしまうと、想定した研修効果が出せず、決して安くない研修費用がムダになってしまうことも・・・。
選定ポイントを見定めて、本当に効果の出る研修会社を選びましょう。選定ポイントは以下の5つです。
- 研修内容、研修目的は自社に合っているか
- カウンセリング力、提案力のある研修会社かどうか
- 効果測定が行えるかどうか
- カリキュラム内容、講師の質はどうか
- 研修費用は内容に合った妥当な金額かどうか
それでは、詳しくひとつひとつの項目を確認していきましょう。
1.研修内容、研修目的は自社に合っているか
研修を企画するにあたって、ゴールを明確にする重要性は先ほどもお話ししました。外部委託する際に、依頼主である研修担当者がその方針を明確にし、それに合った研修を選ばなければなりません。研修のゴールを見誤ってしまうと、受講者に何の学習効果も残せないばかりか、時間とお金のムダになってしまうので注意が必要です。
外国人社員が急増した企業様を例に挙げて、失敗例を見てみましょう。何となく「異文化理解」「異文化コミュニケーション」というぼんやりしたイメージで、大手の研修会社に研修を発注しました。予定通りに研修は終了したのですが、研修担当者が考えていたような変化が見られず失敗に終わってしまいました。何となく外国人と仲良くなる、のではなく、外国人と一緒に働くための企画だったため、研修内容との食い違いが生じてしまったケースです。
研修会社を選ぶ際は、自社に合うような研修内容のカスタマイズは可能かどうかや、研修後のフォローは手厚いかなどもきちんと確認することが大切です。
2.カウンセリング力、提案力のある研修会社かどうか
研修会社は、依頼された講義を提供するだけがその価値ではありません。研修を実施する前に、効果的なカリキュラム内容の提案を行わなければなりません。
そのためには、
- 現状分析「現在の状況はどうなっているのか、どのように現場が回っているのか」
- 課題発見「現場の何が問題なのか」
- 解決策提案「どのようにすればその問題が解決できるのか」
というカウンセリングが必要になります。言われた研修だけを実施するだけでは、その会社にとって本当に効果のある研修を提供したことにはならないのです。
現状分析をし、現状の問題は何なのか、それを解決するための具体策(研修)は何か、研修の結果としての変化、といったカウンセリング、提案をしてこそ本当の研修サービスの提供なのではないでしょうか。
3.効果測定が行えるかどうか
ここで注意が必要なのが、効果測定の具体的な内容と調査方法です。
研修会社の中には、研修後受講者に5分程度のアンケートを実施しただけで効果測定と謳っている場合もあります。定量的(数字で表せる)、定性的(数字で表せない)両方の効果をデータとして実証できる研修会社であれば、その費用対効果にも信頼ができます。
4.カリキュラム内容、講師の質はどうか
実際のカリキュラムについてもチェックが必要です。研修のゴールは仕事においてその成果を出すことなので、カリキュラムは実践的なものが求められます。座学だけでは知識の定着が難しいため、アクティブラーニングを用いた演習が組み込まれた合理的なカリキュラムであるか確認してください。アクティブラーニングの例は以下の通りです。
- ロールプレイング
- グループディスカッション
- ペアワークなどの演習
- 受講者同士の振り返りとフィードバック
また、講師の質も研修を選ぶ上での重要な要素です。スキルや能力を含めた総合的な講師の質が研修の効果に影響を及ぼします。研修を担当する講師とは事前に打ち合わせを行い、研修の進め方の確認が不可欠です。
5.研修費用は内容に合った妥当な金額かどうか
外部研修にはコストがかかるもの。研修を行えば当然、費用の支払いが発生します。自社の研修予算と予想される費用対効果とを検証し、妥当であるかどうかを十分検討したうえで研修会社を選定しましょう。カリキュラム内容や研修スケジュールの組み方、料金システムも会社によって異なるので数社比較することをおすすめします。
貴社の求める研修が提供できる?チェック項目まとめ
相見積もり(数社比較)は不可欠
先ほどの「研修会社の選び方」を基にした「研修会社チェック表」を作成しました。
選定ポイントに優先順位の上下はあると思いますが、講師派遣型の研修をお考えの企業様は是非参考にしてみてください。
研修費用は総じて安いものではありません。研修費用以上の効果が出るような理想的な研修会社に巡り合えるよう、比較検討をおすすめします。その際、重要視するチェック項目を書き出し、少なくとも5社の相見積もりをおすすめします。
相見積もりの場合、研修実施方法(講師派遣、公開講座、動画配信、eラーニング、など)によって費用は大きく異なるので注意が必要です。また、教材費や講師出張費などが、研修費用に含まれるものか、別料金のオプションなのか、など要確認です。
研修会社チェック表
下記の10項目は研修会社を選定する場合のチェック項目をまとめたものです。対応可能である場合は、5点。一部対応可能であれば、3点。対応不可であれば、0点を加算していきます。50点満点で採点し、相見積もりを取った研修会社の比較を行う際の検討材料として使用できます。以下の採点目安を参考にしてください。
【 採点の目安 】
- 50~41点: 非常に高い研修効果が期待できる
- 40~31点: 高い研修効果が期待できる
- 30~21点: 平均的な研修効果が期待できる
- 20~11点: 研修効果はあまりない
- 10~0点: 研修の外部委託はおすすめできない
外部研修のお金事情
研修費用相場とは?
外部研修の委託を検討する際の懸念点のひとつに研修費用が挙げられることが多いかと思います。研修を自社で内製(社内研修)していたときは外部への支払いは不要で、研修に携わる担当者の人件費と手間でまかなえていたからです。
しかし、社内に研修実施のためのノウハウや人的リソースがない場合、外部に委託せざるを得ません。そこで初めて見積りを取ってみて、その金額に驚いてしまうのでしょう。プロ品質の研修を委託することのメリットとその費用とを検証して、自社に適しているものを選ぶことが重要です。
外部研修のメリット・デメリットについての詳細は、以下の記事で詳細をご覧いただけます。
< 外部研修と社内研修の違いとは?外部委託するメリット・デメリットをわかりやすく解説 >
研修費用の具体的な金額の相場を見てみると、以下のようになっています。
- 講師派遣: 40~60万円/日
- 公開講座: 1.5~3万円/日・人
- eラーニング: 5,000~20,000円/ID(別途初期費用として10~20万円)
1.講師派遣とは、自社の研修施設(会議室など)に講師を派遣してもらい、研修を実施するタイプのものです。研修と聞いてイメージするのはこのタイプではないでしょうか?講師を一人派遣してもらい、一日5~7時間の研修を実施する場合、40~60万円が相場となってきます。
2.公開講座とは、研修会社が設定した日時に指定された研修会場に出向いて受講するタイプのものです。自社の都合で時間や場所を決めることが出来ないのがデメリットですが、一日当たりの費用は比較的安価です。大人数で複数の日程の研修を受講する場合は費用が高額になってしまうので注意が必要です。
3.eラーニングとは、いわゆるサブスク(月極)型で料金が発生する仕組みになっていることが一般的です。IDごとに月額料金が発生し、初期費用として別途10~20万円程度の支払いが発生します。
研修の実施スタイルについての詳細は、以下の記事で詳細をご覧いただけます。
< 外部研修と社内研修の違いとは?外部委託するメリット・デメリットをわかりやすく解説 外部研修の実施スタイル >
講師派遣型の研修費用の内訳とは?
研修費用の相場をお伝えしましたが、その費用の内訳についてご存知でしょうか?講師派遣型の研修の場合、研修費用に含まれるものと含まれないものがあります。契約する段階で「そんなはずじゃなかった!」とならないよう、事前に見積り項目を確認することが重要です。
【 研修費用 内訳の例 】
- 講師派遣費用(研修実施費用、出張費、交通費、宿泊費、など)
- 教材費(テキスト代、印刷費、製本費、など)
- 会場費
- その他オプション(研修オーダーメイド費、アドバイスシート作成費、フォローアップ費、など)
ALOTEは受講者の人数に応じた料金体系
講師派遣型の研修の場合、多くの研修会社では「講師一人一日派遣した場合の費用」を請求することが一般的です。その場合、受講者が少人数の研修の場合、1人当たりの研修費用が割高になってしまうことが懸念点でした。
しかし、ALOTEの研修サービスでは、少人数の効果の高い研修を割安に受講していただくことが可能です。また、研修効果を最大限にするための研修オーダーメイドや個別のアドバイスシート作成、フォローアップのオプションをご準備しております。
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人材開発支援助成金とは?
人材開発支援助成金とは、雇用関係給付金の一種で厚生労働省が主管になっています。職務に関連した専門的な職業訓練等を計画に沿って実施した場合に、経費の一部を助成する制度です。
支給対象となる訓練は3種類、①特定訓練コース、②一般訓練コース、③特別育成訓練コース、があります。
助成される項目はOff-JTの場合2種類で、A)経費助成、B)賃金助成、OJTの場合は1種類で、C)OJT実施助成、となっています。
生産性要件を別途満たす場合、助成額を割り増しする制度もあります。
各種要件の詳細につきましては、管轄の労働局・ハローワークにお問い合わせください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
外部研修を検討されている場合、研修費用に対する効果は気になるところではないでしょうか?かけた費用以上の効果が出せるような研修会社は見つかりそうでしょうか?
この記事が貴社の発展のお役に立てれば幸いです。
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